第119回 1997.4.12(土)
「身障者配慮の都市整備願う」
「先日、新聞にアメリカのバスのことが書いてありました。それは、アメリカのある都市の公共の路線バスで、車いすでも、乗り降りできるリフト付きバスでした。また、街中の交差点や歩道などの
段差をなくすように、町づくりを進めている都市もあるそうです。
日本では身障者が利用できるリフト付きバスというと、公共の路線バスでは東京や大阪などの都市で
ノンステップバスが一部で走り始めただけですが、あとは
社協や福祉施設などが所有しているぐらいです。これでは、個人が
自由に利用できる機会もなく、存在すら知らない人も多いと思います。最近、ようやく障害者のことを考えた
環境整備など分野にも力が注ぎこまれていますが、障害者が利用する
立場になって、つくられているものは少ないのでは…。
普及が進む欧米に比べ開発が遅れていると思います。今後ますます
高齢者が増え、障害を持つ人たちも増える社会が来ることを考えると、すべての路線バスに
リフト付きバスを、とまでは言いませんが、せめて道路や街並みの
整備ぐらいは早期にして欲しいし障害者でも自由に利用できる公共の交通機関の
充実を願っています」
★今『ノンステップバス』を利用する方が多いです。本当にありがとうございました。