日々の生活の中で感じたことを徒然なるままにお届けします。
第145回 1999.7.19(月)
「優しい心に感謝」
「先日、雨が降っていたので、
家から電話でタクシーを呼びました。大雨で、
ずぶぬれになって待っていたらタクシーが来ました。
運転手さんはタクシーを降りて傘を差し掛け「大丈夫ですか?ゆっくりでいいですよ」と優しい言葉で。私は途中から
バスに乗ろうと思いましたが、そのまま「宮交シティまで行ってください」と言いました。
運転手さんと、いろいろ話して「本当に優しい運転手さんだな」と思いました。
親切な人は心も豊かになります。あの時の運転手さん!ありがとうございました」
★この運転手さん!今どうしているんだろうな?
第144回 2015.4.26(日)
「牛乳パックで工作」
「母から空の牛乳パックを、たくさんもらいました。デイサービスの施設で
鉛筆立てを作ろうと思いました。牛乳パックで毛糸を使い接着剤でくっつけ、ちょっと寂しいので小さな
レースを飾ると、かわいい感じに仕上がりました。
まだ接着剤は乾いていなく、今日はこれまで。でも、もっと作りたいものがある気がして頭の中で、ずっと考えていました。
次の日、包括支援センターの方が「サービス利用票」を持って私の所に来られました。
おしゃべりしていると、その方は「そういえば、ある利用者の方が牛乳パックで椅子を作ったそうです」。と、
ピンときて「それ良いですね。早速やってみます」と、もう
ムズムズしてきました。
夜、インターネットで「牛乳パックで椅子を作る」を検索すると、たくさん出てきました。その中から
ピックアップしクリックします。2,3個簡単なものを
コピーしました。でも、普通の人なら、いとも簡単にできますが、私のように片手で組み立てるのは、なかなか
容易ではありません。それでも前向きに、そして熱中すると、もう止まらなくなり、喜びに
心がときめいてきます。
牛乳パックで椅子を作るなんて初めてだけど、私なりに、やればなんとかなると思い、
ワクワク、ドキドキしながら作っています」
★牛乳パックで椅子を…と思ったんですが腰痛により、できなくなりました。
第143回 2019.6.26(水)
「脳出血男性と話盛り上がる」
「喫茶店で書き物を終え、帰ろうと準備をしていました。ふと前を見ると、私と同じ
障害がある男性がいると思いました。いてもたってもいられなくなり、声を掛けよと思ったんですが、先に
ツカツカとやってきて「こんにちは」。すがすがしい感じでした。
私の右手を見て、その方も同じ境遇なのか「脳出血」だと言われました。私は共感を覚え、少しワクワクしていました。ゆっくりと
言葉を選びながら、お互いに話をしました。
バスの時間も忘れるほど夢中になり、おしゃべりが盛り上がっていました。
特にリハビリの事になるとキラキラと目が輝いて、見ている私でさえ感激したほどでした。バスの時間になり、私は「また、いろいろ聞かせてください。
お疲れさま!」と笑顔で別れました。
空を見ると梅雨の晴れ間で、私はとても爽快な気分でした」
★ 某喫茶店で会ったら、また、お話ししましょうね!
第142回 2013.5.16(木)
「バス運転手の親切身染みる」
「先日、友人と私は朝早くバスに乗り記念病院で降りようとしました。友人はカートを押し私は杖(つえ)をついています。友人は
10年以上バスに乗ったことがなく戸惑っていました。
すると、運転手さんが気を利かせ、テキパキとカートを外に出し、待っててくださったのだ。私は、
びっくりし「すみません。ありがとうございました。助かりました」と友人と2人でお礼を言いました。
用事を済ませ、帰りに乗ろうとしたバスは
ノンステップバスではなく、普通のバスでした。友人は乗るのにも、なかなか思うようにはいかず、
必死の様子でした。私が「運転手さん、すみません、
介助してくれませんか?」と言うとニコニコし「わかりました」とカートを乗せ、手を添えて
誘導してくれました。
降りるときも、直ぐに対応してもらえました。行き帰りのバスで、こんなに親切で丁寧な運転手さんたちに出会えるなんて、めったにないなぁ、と
身に染みて感じました」
★私たち障害を持つ人には、とても助かります。
運転手さん! ありがとうございました。
第141回 2013.5.20(月)
「左手の爪切り」
「右半身不随の私は左手の爪は切ったことがありません。夕方主人からメールがあり「遅くなる」と。
爪が伸びているので主人に切ってもらおうと思ったんですが、「今日は断念するか」。ふと何の気もなしに「
自分で切ってみようかな?」と思いました。
私は座椅子に座り、まず爪切りを使える状態にして畳の上に置き左足で押さえます。左手の爪を、ぎこちない左足の爪切りで少しずつ、それでも慎重にし
カッチン、カッチン切りました。親指、人差し指、中指はなんとか
クリアできました。薬指、小指は難しくて集中するのも緊張しすぎて心臓が
バクバク破裂しそうで。両手足の爪は
器用にとは言えないが、私なりに、何とかできました。「できるんだ!」と嬉しさに
感激し胸が躍ります。
ちょうど、主人が今帰ったばかり。「おかえり」と私はニヤニヤしながら笑っていました。「何かいいことがあったと?」と主人。「あのね!
自分で爪を切ったよ。全部!」と私。「えっ!どうやって切ったと?」と
驚く主人。「こうやって切ったよ」と説明すると主人
いわく「やればできるじゃん。ハハハ」と笑っていました。
夜私は眠れませんでした。だって、左手の事は、まだ
余韻が残っているから…」
★ 左手は左足で、できるんだと思うと本当に嬉しいです!