第165回 2022.3.31(木)
「気さくな女性出会いに感謝」
「市内の喫茶店で私の好きな場所があります。まずトイレがすぐにあり、そして、かどの所にテーブルと椅子が置いてあります。今は
コロナ禍で感染予防のため、ついたての
ボードが設けています。
今日は、そこに行こうと、ウキウキしながらドアを開けると、
お年寄りの女性の方が座っていました。なので違う
場所に座ろうと思いました。
すると「ここ、いいヨ」とニコニコ笑って言った、お年寄りの方。私は「あっ!いいえ、良いですよ」と
杖を置いてバッグを下ろそうと思ったら「いいんだよ。お互いさまやが」とお年寄りの方は朗らかで、すぐに
移動して、くださりました。
私は優しいなと思い「ありがとうございます」とお礼を言いました。見ればその方も、杖をついていて申し訳ないなと、それでも私は
感謝しても足りないほどで本当に嬉しかった。
お年寄りの方は「また会おうね」と笑いながら帰られました。なんて
気さくな方だろう。私は頭の中で、こんな方は、
めったにいないと、つくづく感じました」
★こんな方は、なかなかいません。とても、優しい方です。
第163回 2019.1.15(火)
「出会って幸せ!」
「朝、あいにくの雨です。外出をバスでしようか?タクシーでしようかと考えていました。いっそのこと家で過ごそうか?
テレビで見たい番組もあるし…。体が不自由な私ですが、じっとしていることができないんです。それに、外に出れば誰かに
会えるかも?
そうこうしているうちに、私の雨がっぱが目に留まりました。窓の外を見ると、この程度なら大丈夫そうです。よし
決行だ。居ても立ってもいられなくなりました。
バッグを背負い、雨がっぱを着て、靴を履き、ドアのカギを閉め、
杖をついて…。
途中、私は無意識に勢いをつけ歩いていました。すると、
女性の方が、そっと
傘を差し出し「大丈夫ですか?」と声を掛けて下さったんです。少し驚きました。雨がっぱを着ていましたが、それでも、お言葉に
甘えて…。「すみません」と伝え、ちょっと照れくさかった。2人で1人の傘に
寄り添うようにして、ゆっくり歩きバス停に着きました。優しい方だなぁと思い「ありがとうございました」と
お礼を言いました。
半分ほど濡れていただろう女性の方は「私もバスに乗りますね」と
ニコニコ笑って言われました。こんなにも気を使っていただき、ありがたいと思いました。何げないしぐさが素敵だし、それでいて、とても
丁寧な言葉。素晴らしい女性に出会って幸せだなぁとつくづく思いました。
感謝しても足りないほどのあなたの
優しさに、ちょっぴり涙が出そうになりました。また会いたいです」
★こんな方は、めったにいませんね。感謝!
第153回 2007.3.16(金)
「優しい店員さん」
「寒いのが苦手な私は、大型ストアで肌着を買おうと思いました。
暖かな春に向かって、今の時期肌着も残り少ない。どれも、ちゃんとした上下のものはなく、
ありあわせでは、ちょっと困る。ちょうど女性店員さんが来て、私が「上下の
肌着はないですか?」と聞きました。
ニコニコ笑顔の店員さんは「はい!探してみますね」と丁寧な言葉。「これは、どうでしょうか?」と
一生懸命に探してくれ、それも、ぴったりフィット。
店員さんは今度はレジまで持って行きました。そして、
おじぎをすると「また、いつでも、来てください」と言い、優しい方だとつくづく思いました。めったにいない、気を配る方だと私は思いました。本当に
感謝、感謝」
★これは、2007年の事です。大型ストアも当時は活気がみなぎっていました。
第137回 2016.4.23(土)
「みんなの親切嬉しかった」
「腕時計を見ながら、ちょっと早めにバスに乗ろうと思った瞬間、私は、つまずいて、あれよ、あれよと転んでしまいました。(ちなみに私は
障害者です)通りすがりの
男性が「大丈夫ですか?」と聞かれ私は「あっ!すみません」と言ったものの立てなくて、どうにも、こうにも、できない
状態だった。
すると、4人ほどの女性店員さんも駆け付けて来ました。みんな「大丈夫ですか?立てますか?」と心配になりながらも、見ていられない
状況で、それでも私は申し訳ないなと思っていました。少し
ズキズキと痛みが出てきて、ただびっくりやら、
ドキドキやらで、まだ立てませんでした。
やっと落ち着き一人の方が「ゆっくりと立ってみましょうか。
手を貸しますよ」と声を掛けてくれました。みんなに気を使っていただき、私は嬉しくて、
涙が出そうになりました。皆さん本当に優しくて
感謝しても足りないほどでした。ありがとうございました」
★ 時々思います。本当に皆さんのお陰です。感謝!
第94回 2013.10.20(日)
「いつもご苦労さま」
「「コツコツコツ」と足音。主人が帰ってきました。まずカギをギリギリ。そしてドアを開け中に入ると、
靴を脱いで廊下をミシミシと歩く音が聞えます。部屋に入ると「
お帰り!」と元気よく声を掛ける私。
でも、ちょっと疲れ気味の主人は小さな声でボソボソ。「
ただいま」の言葉さえ、私には聞こえないんです。最近、主人の仕事帰りが、いつも午後
9時を回っています。顔を見ると、本当に
フニャ、フニャになり「疲れた」と一言。
前は、仕事から帰ってくると、すぐに台所に行きチャ、チャッと得意な料理を作ってくれたっけ。今年
54歳になる主人。「やりがいのある仕事だ」と張り切っていて、
一生懸命働いています。私は体が不自由になって20年ほどになります。主人には、いつも, ありがたいと感謝しています。「夫婦だからこそ
絆は深いものだ」と、今になって思う私。
最近は、ちょっと頑張ってお風呂を沸かしています。お湯加減は、だいたい40度ほど。いつでも入れるようにしています。これだけは私の
仕事です。主人が帰ってくれば、ちょうどいい
タイミング。ゆっくりお風呂に入れば
元気になり、また頑張ろうという意欲が湧くはず。いつも、
ご苦労さま。帰ってきたら、すぐに
お風呂に入ってくださいね」
★主人は今張り切っています。仕事も頑張り、プライベート(テニス、ゴルフetc)も。健康が一番。
★ラジオ「超☆ドッキングラジオ」で放送されました。
第86回 2006.7.7(金)
「プールに恐怖心」
「社会福祉協議会には、温水プールがあります。私も着替えて、ゆっくり、ゆっくり、温水プールに入りました。
転ばないように。指導員の方から血圧を測ってもらい
シャワーを浴び、つえを頼りに、ゆっくりと行きました。
準備運動をし、少しずつ、少しずつプールになじんできました。
歩いて1周すると、たまたま友達がビート板を使っていたので貸してもらいました。
ぷかぷか浮いて面白かったんです。でも、どうやって元の状態に戻すのだろうかと考えた途端
パニックになりました。
突然、ひっくり返って私は溺れました。助けて下さった指導員の方には本当に感謝します。私は、あれから
プールを見ただけでも震えが止まりません」
★2年程前、思い切ってプールに入ろうと思ったんですが、2~3回で終わり、またトライします。
第7回 1998.10.29(木)
「優しくリハビリ」
「私は時々、リハビリテーションに通っています。
運動、作業、言語があり、今は作業でミシンを使い
ポプリを作っています。
先日、実習生が来ました。早速、自分が選ばれて1人の実習生と機能を測定しました。実習生は
一生懸命訓練し、優しい応対してくれました。
身障者に生きることを教えてくれたのもリハビリの人たちの
おかげだと思います。
来年、実習生は鹿児島に帰るそうです。実習生に心から感謝します」
★この実習生の方と、ずっと年賀状を、やり取りしています。今では結婚して幸せに暮らしているそうです。