第127回 2015.8.14(金)
「運転の思い出」
「時々私は車を運転している夢を見ます。そういえば私が30歳の頃、やっと車の
免許を取りました。嬉しくて、誰かに言いたかったんですが運転するのも少し不安でした。でも
遠出してみたいと頭の中で、ずっと思っていました。ある日、主人が思いがけない言葉で「延岡の実家に行ってみたら」。
以心伝心なのか私も思っていて「行ってみるか」と
ワクワクしながら娘と一緒に行く事に…。新富、高鍋方面では緊張し
娘はというと、もうぐっすり寝ています。運転には神経を集中し信号で止まるたびに
フ~と息を吐き…。やがて、無事に延岡の実家に着きました。すると、「誰と来たの?」と母。「自分で
運転してきたよ」と私。「えっ!車で来たって
免許取ったの?」と母は、びっくりした顔で。父や母には内緒で取った私だが「便利だよ」。
心配で見ていられなく「明日宮崎に行くわ」と強く言う母。私の運転の
腕を確かめたかったんでしょう。次の日、私は一生懸命それでも父と母がいるだけで安心でき
心強かったなぁ。「運転には十分気を付けてよ」と念を押し母。私は涙が出るほど嬉しくて父と母は笑っていて
ホッとしたのを覚えています。今体が不自由なので
運転免許証はありません。でも、4年間運転できた私にとって心の中には深く
記憶に残っています」
★運転する夢は、もうあまり見ません。それよりバスに乗れるので安心しています。